横山デビュー弾!なでしこ3発、先発全員入れ替え大会初白星

[ 2015年3月7日 05:30 ]

<日本・ポルトガル>後半、ゴールを決める横山

アルガルベ杯1次リーグC組 日本3―0ポルトガル

(3月6日 ポルトガル・ファロ)
 国際親善大会アルガルベ杯の1次リーグ第2戦が行われ、なでしこジャパンは格下ポルトガル代表に3―0で勝利した。4日に黒星を喫したデンマーク戦から先発全11人を入れ替えて臨み、後半9分に代表デビューを飾った横山久美(21=長野パルセイロ・レディース)が豪快なシュートを決め、W杯イヤー初勝利に貢献。連覇の懸かるW杯メンバー滑り込みへ強烈なインパクトを残した。

 初招集の横山が、衝撃デビューだ。1―0の後半9分、中央左寄りでボールを受けると、迷わず右足を振り抜いた。「得意の角度、パターンだった。打った瞬間、“いいかも”と思った」。ペナルティーエリア外から放たれたシュートは、強風にも乗ってゴール右に吸い込まれるゴール。チームメートから手荒い祝福を受け、最年少の21歳は笑顔を見せた。「結果を残せて良かった」とうなずいた。

 千載一遇のチャンスをモノにした。岩渕、長船の負傷辞退により国内合宿に参加し、アルガルベ杯行きが決定。戦力見極めのために4日の初戦から先発全11人を入れ替え、巡ってきたデビュー戦だった。「緊張はあった」が、前半から持ち前のドリブルで攻撃にアクセントを付けた。「うれしい限り。こういう結果を待っていた」と新戦力の台頭に目を細めた佐々木監督は「(横山に)思い切りのあるプレーを要求して、思い切りのあるシュートを決めたことは彼女にもチームにもプラス」と評価した。

 雑草魂を持つ強心臓ドリブラー。昨季から元日本代表の本田美登里監督に指導を求め、岡山湯郷からなでしこリーグ2部の長野パルセイロレディースへ移籍。「どこの環境でも自分次第」と平日は長野信用金庫で働き、夕方から練習している。チームの中でも年下だが、練習から一切の妥協は許さない。先輩にもひるまず「バカヤロー!」と声を荒らげることは数知れず、毎日のように最後まで居残り練習。昨季はリーグ戦21試合30得点で得点女王に輝き、フル代表招集につなげた。

 10年のU―17女子W杯の北朝鮮戦で4人抜きゴールを決め、メッシらと並んでFIFA年間最優秀ゴール賞にノミネートされたこともある逸材。「やっとスタート地点に立てた」。将来を期待されるドリブラーが、W杯滑り込みへ名乗りを上げた。

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