×

チーム最年少21歳横山 A代表デビュー弾「結構、緊張してた」

[ 2015年3月6日 23:34 ]

<日本・ポルトガル>後半9分、ゴールを決め喜ぶ横山(中央)

アルガルベ杯1次リーグC組 日本3―0ポルトガル

(3月6日 ポルトガル・ファロ)
 なでしこジャパン初招集のMF横山久美(21=長野)が“一発回答”でW杯メンバー滑り込みをアピールした。

 後半9分、横山はゴールを背にパスを受けると反転。ペナルティーエリア外、左45度の位置から豪快に右足を振り抜く。シュートはゴール左隅に飛び込んだ。

 「一発目、ファーストシュートを打てたのは良かった。ハーフタイムで凄い言われてたので意識してた。自分の得意なパターン。入って良かった」。A代表に初選出されたチーム最年少21歳。4日のデンマーク戦は出番がなかったが、左MFでスタメン起用されると、デビュー戦初得点と結果を出した。

 普段は長野信用金庫で働きながらなでしこ入りを目指してきた21歳。10年のU―17女子W杯の北朝鮮戦での4人抜きゴールでFIFA年間最優秀ゴール賞にノミネート。昨季のなでしこチャレンジリーグでは21試合で30得点を量産するなど脂の乗ったドリブラーだ。U―23世代ながら岩渕、長船の相次ぐ負傷で千載一遇のチャンスが転がり込んできた。

 「結構緊張してた」と胸の内を打ち明けると、「悪いところもあったが、良いところも出せた。まだまだ仕掛けられるところはあったし、ディフェンスでも課題がある」と反省も忘れなかった。

 6月に開催されるワールドカップ(W杯)カナダ大会の前哨戦となるアルガルベ杯。W杯に向け、21歳のアピールは続く。

続きを表示

この記事のフォト

2015年3月6日のニュース