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宮市も所属したウィガン会長辞任へ、後任には自身の23歳孫の名

[ 2015年3月4日 12:42 ]

ウィガンのデビッド・ウィーラン会長(AP)

 英国メディアは3日、イングランド2部リーグに所属しているウィガンのデビッド・ウィーラン会長(78)が20年間務めた同職を退き、その後を自身の孫にあたるデビッド・シャープ氏(23)に継がせると報じた。

 ウィーラン会長は球団公式サイトで「自分も80歳に近づき、だれかに会長職を継がせる時が来た。ここ数年話し合いを続けた結果、自分の孫がその適任であるという結論に達した」と声明を発表。近々に行われるという役員会を経て、シャープ新会長が誕生するという。

 また、ウィーラン会長は「クラブを売却する計画はなく、最高経営責任者であるジョナサン・ジャクソン氏と共に一族でのチームの運営をこれからも続けていく」との方針もサイト内で表明した。

 マンチェスター郊外に本拠を置くウィガンは32年にチームが創立。05年にプレミアリーグに昇格すると8シーズン残留し続け、アーセナルから制限付きで移籍の宮市亮が在籍していた12―13年シーズンにはFAカップを制した実績もある。

 ウィーラン会長は英国全土で展開するスポーツ用品店の経営者。昨年末に中国人やユダヤ人に対する人種差別的発言のためイングランドサッカー協会から6週間の活動停止と5万ポンド(約935万円)の罰金を科されていた。今回の辞任は、その処分明け直後の発表となった。

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