大仁会長「大丈夫だと」12日理事会でのハリル監督誕生示唆

日本協会の大仁会長

　日本協会の大仁邦弥会長（７０）が１２日の理事会でハリルホジッチ新監督が正式誕生することを示唆した。パラグアイで行われる南米連盟の会議へ向かうために経由したパリで１日、取材に対応。ハリルホジッチ氏側との交渉のためフランスに滞在している霜田技術委員長と会うことはなかったが「電話はありました。内容？そこまでは言えない」と連絡を取ったことを明言した。

　その上で、理事会までに決まりそうかという問いに対して「そうであれば、とは思っています。まあ大丈夫だと思っています」と細部の交渉も順調に進んでいることを認めた。

　理事会で承認されて正式契約を結べば、２７日の親善試合チュニジア戦（大分）から指揮を執れる可能性も残っている。６月から始まる１８年Ｗ杯ロシア大会アジア２次予選へ向けて、選手の特徴を把握する上でも大きな意味を持つ。八百長疑惑によるアギーレ監督解任から約１カ月。混迷を極めた監督人事のゴールが近づいてきた。