次期監督はハリルホジッチ氏!優先順位変更、3月上旬にも合意へ

[ 2015年2月28日 05:30 ]

日本代表監督就任が決定的となったハリルホジッチ氏

 日本代表の次期監督に前アルジェリア代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(62)が就任することが27日、決定的となった。第1候補に挙げていたカタール1部ラフウィヤ監督のミカエル・ラウドルップ氏(50)は所属クラブとの契約を6月まで残し、本格交渉開始のメドが立たないため方針を転換。ハリルホジッチ氏と優先的に交渉を進めることを決め、早ければ3月上旬にも合意に達する見通しとなった。

 次期日本代表監督の人事が急展開を迎えた。日本協会が交渉の優先順位を第1候補だったラウドルップ氏からハリルホジッチ氏に切り替えた。大仁会長は「霜田はきのう日本をたちました」と、霜田技術委員長が27日にハリルホジッチ氏が拠点を置くフランス入りしたことを明言。関係者によると、ハリルホジッチ氏側との窓口を務める日本人代理人も同行しており、27日から本格交渉をスタートさせたもようだ。

 霜田技術委員長は8~21日の欧州、中東滞在でハリルホジッチ氏と接触。同氏と親交の深い元日本代表監督のオシム氏も交えて日本の目指す方向性などを伝え年俸を含めた大まかな条件面の確認作業も終えている。交渉が不調に終わった場合はラウドルップ氏に加えオリヴェイラ氏(パルメイラス監督)の就任の可能性も残すがハリルホジッチ氏が希望する古巣リール(フランス)からの監督就任オファーが届くなどの不測の事態が起きなければ近日中に基本合意に達する公算が大きい。

 本命だったラウドルップ氏はラフウィヤとの契約を6月まで残し、引き抜きには違約金が必要。日本協会はカタールのシーズン終了後の5月就任を視野に入れながらも3月中に内定を取りつけたい思惑があった。現在の年俸は400万ユーロ(約5億3600万円)。日本代表監督なら半額の200万ユーロ(約2億6800万円)で引き受ける意向を示すなど就任に前向きだが、リーグ、ACLの真っただ中で現時点では本格交渉開始の見通しが立たない。霜田技術委員長は最終段階までラウドルップ氏を推していたが、6月にスタートするW杯アジア2次予選までに新監督が決まらないリスクを排除するため、交渉の優先順位変更に踏み切った。

 ハリルホジッチ氏は昨夏のW杯ブラジル大会でアルジェリア代表を16強に導いた実績を持つ。早ければ3月上旬決着の可能性があり、代行監督による指揮が有力視されていた3月27日のチュニジア戦(大分)、同31日のウズベキスタン戦(東京)の采配も視野に入ってきた。原専務理事は「今は何も話せない。話せる時が来たら話します」と話すにとどめたが、表情は明るかった。スペインリーグでの八百長疑惑の告発受理によるアギーレ前監督の解任から24日。新監督決定は秒読み段階に突入した。

 ◆バヒド・ハリルホジッチ 1952年10月15日、旧ユーゴスラビアのヤブラニツァ(現ボスニア・ヘルツェゴビナ領)生まれの62歳。現役時代はFWで、ナントでは82~83、84~85年にフランスリーグ得点王。旧ユーゴスラビア代表では82年W杯スペイン大会出場など15試合8得点。87年に引退。ユーゴ内戦を機にフランスへ移住して指導者の道に入り、ラジャ・カサブランカ(モロッコ)を率いて97年アフリカCL優勝。リールでは1部昇格初年度の00~01年に3位に入り、年間最優秀監督。代表チームではコートジボワールを10年W杯南アフリカ大会出場に導きながら、同年のアフリカ選手権準々決勝敗退で解任。11年からアルジェリア監督を務め、14年W杯ブラジル大会16強。

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