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岡ちゃん今治、EXILEと“合体”10年後にはJ1制覇だ!

[ 2015年2月24日 05:30 ]

記者会見で握手を交わした「FC今治」のオーナーで元日本代表監督の岡田武史氏(右)とEXILEの白濱亜嵐

 四国リーグのFC今治は23日、愛媛県今治市で新体制発表を行い、オーナーに就任した元日本代表監督の岡田武史氏(58)が10年後のJ1優勝や8年後の新スタジアム建設などビジョンを明かした。また、EXILEのHIRO(45)が社長を務める芸能事務所「LDH」とオフィシャルパートナー契約(推定契約金3000万円)を結んだことも発表。異色コラボレーションで共闘していく。

 ステージ中央に立った岡田オーナーは、映像を駆使しながらチームのビジョンを語り始めた。

 「W杯ブラジル大会後、仲間と議論していてスペインにはプレーモデルという型があるという話になった。共通認識のようなもの。日本人にあった岡田メソッドをつくろうと思った」

 FC今治のスポンサーを務めていた早大時代の友人の誘いで株式を51%取得し、オーナーに就任。自らの理念を具現化するチームづくりに動きだした。

 「10年で経営規模を(年間予算で)25億円にしたい。J1優勝を目指し、ACLに出場する。そして日本代表が5人いるチームにする」。新体制発表の場で掲げた“公約”は5部相当の地域リーグに所属するチームにとって、とてつもなく高いハードルだが、岡田オーナーには自信があった。自ら先頭に立ったスポンサー集めは目標の1億5000万円にあと少しになった。空いているユニホームの胸スポンサーもまもなく決まる予定。さらにJリーグ入りへ最大の課題になるホームスタジアムも「23年までにつくりたい」と宣言した。

 今治市や愛媛県には今のところスタジアムの建設計画はない。岡田オーナーが中心になって資金を集め、G大阪のように企業やファンからの募金を募って民間で建設しようというもの。「ホテルもつくって複合施設にしたい」。すでに市内に2カ所、候補地を見つけたという。

 岡田メソッドは元U―17日本代表監督の吉武博文氏らスタッフを交えて練り上げるが、ノウハウを販売するビジネスも展開する予定だ。4月から今治市内に一戸建てを借りる予定だが「リビングが広いのでカフェみたいにして指導者のサロンにしようと思っている」と岡田オーナー。地域全体を活性化させ、これまでにないサッカー王国建設を目指す。

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2015年2月24日のニュース