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【J1注目株】新潟DF川口「高徳の後継者」右SB先発定着誓う

[ 2015年2月21日 10:44 ]

新潟DF川口尚紀は右SBの定位置を狙う3年目

 新潟はチームスローガンに「GOAL!」を掲げ初のタイトル奪取を狙う。指揮を執って4季目となる柳下監督は得点力不足を解消するためにFW陣の奮起はもちろん、サイドバック(SB)の重要性を挙げている。その右SBで定位置を狙うのが3年目の川口だ。「試合に絡んでいきたい。練習から誰よりも動いて自分の良さを出していかないと」と必死にアピールを続けている。

 シュツットガルトで活躍している酒井高の後継者として新潟U―18時代の12年から2種登録をして天皇杯に出場。ルーキーだった13年は右SBとしてリーグ戦22試合に出場したが、昨季は“2年目のジンクス”か出場機会は減り、10試合しか出番がなかった。「ミスを恐れて消極的になっていた」と振り返るが、今季は心機一転。キャンプから持ち味の積極的な攻撃力に磨きをかけている。指揮官にも「スピードがあるんだからどんどん裏に抜けろ」と言われ「オーバーラップして、背後を突く動きを出していきたい。クロスも視野を広くして、FWがどの位置にいるのかしっかり見るようにしている」と正確なクロスからゴールを導き出そうと模索中だ。

 昨年日本代表に初選出された松原とポジションを争っている。2人ともリオデジャネイロ五輪を目指すU―22日本代表世代。川口は昨季からU―22日本代表でも落選しており、「まずはチームで結果を出す。そうすればまた代表にも呼ばれると思う」と先発定着を誓う。松原の存在を「意識はしている」とし、「ライバルだと思うし、どちらかが試合に出ることになるから、自分の良さはしっかり出していきたい」と意気込んだ。チームで活躍することがリオ五輪へのアピールにもなる。

 ◆川口 尚紀(かわぐち・なおき)1994年(平6)5月24日、新潟県長岡市生まれの20歳。長岡・大島小1年時にサッカーを始め、長岡ビルボードFCジュニアユースから新潟U―18を経て13年に入団。11年U―17W杯メキシコ大会で日本代表の右SBとして4試合に出場し18年ぶりの8強入りに貢献。J1通算32試合0得点。家族は両親、姉2人。1メートル75、67キロ。血液型はO。背番号は酒井高徳の後を受け24。

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2015年2月21日のニュース