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チェルシー 敵地で貴重ドロー!クルトワ「驚異的」神セーブ

[ 2015年2月19日 05:30 ]

再三の好セーブを見せたチェルシーの守護神クルトワ(AP)

欧州チャンピオンズリーグ

 決勝トーナメントが17日に開幕し、2試合が行われた。3季ぶりの優勝を狙うチェルシーはアウェーでパリSGと1―1の引き分け。ベルギー代表GKチボー・クルトワ(22)が再三好セーブを見せ、セルビア代表DFブラニスラフ・イバノビッチ(30)が貴重なアウェーゴールを奪って3月11日の第2戦へ向けて優位に立った。バイエルン・ミュンヘンは敵地でシャフタル・ドネツク(ウクライナ)と0―0で引き分けた。
【決勝トーナメント】

 後半ロスタイム、FWイブラヒモビッチが頭で叩きつけたシュートをクルトワが左手ではじき出すと、パリSGのブラン監督は頭を抱えた。前半11分にMFマテュイディとイブラヒモビッチのヘディングを連続セーブしたシーンに始まり、34分にはFWカバーニの強烈なヘッドを左手で、後半15分は至近距離からのイブラヒモビッチのシュートを左足でストップ。シュート数2―14の劣勢を1失点だけに抑え、敵地で引き分けに持ち込んだチェルシーの守護神は「チームの役に立ちたかった」とほほ笑んだ。

 昨季はレンタル移籍したAマドリードでスペインリーグ制覇と欧州CL準優勝の原動力となり、ベルギー代表ではW杯ブラジル大会8強に貢献。今季、3季ぶりに復帰したチェルシーでも10年にわたり守護神を務めてきたツェフを控えに追いやり、プレミアリーグ首位を支えている。
 
 1メートル99の長身ながら俊敏な動きは敵将ブラン監督も「グラウンダーに強い。信じられない反応速度だ」とうなるほど。モウリーニョ監督は「驚異的なセーブだった。2つ、3つ決定的なのがあった」と働きを称え、「サッカーが9人のフィールドプレーヤーと2人のGKで行われるのなら、ウチはどのチームにもチャンスを与えない」と言い切った。

 前半36分には、セットプレーで敵陣に上がっていたDF3人の連係からイバノビッチがヘッドで貴重なアウェーゴール。「これで精神的に優位に立った」とイバノビッチが話す通り、昨季の準々決勝では2戦合計3―3からアウェーゴール規定で退けたパリSG相手に、明確なアドバンテージを手にした。MFアザールは「僕たちは(本拠の)スタンフォード・ブリッジで無類の強さを誇っている」と第2戦への絶対的な自信を示した。

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