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ラウドルップ氏軸に代表監督一本化へ…霜田氏が“拠点”滞在

[ 2015年2月18日 05:33 ]

ラウドルップ氏を軸に代表監督候補は今週中にも一本化へ

 5人前後に絞り込んでいる次期日本代表監督候補と下交渉にあたっている日本協会の霜田正浩技術委員長(48)が、本命候補の元デンマーク代表ミカエル・ラウドルップ氏(50=カタール1部ラフウィヤ監督)の生活拠点であるカタール・ドーハに滞在中であることが17日、分かった。既に各候補者の身辺、意思調査を終え、近日中に帰国する予定。今週中にも臨時技術委員会を開き、日本代表の後任候補を一本化する見通しとなった。

 次期日本代表監督決定の責任者である霜田技術委員長が、ドーハ市内に滞在していた。後任の本命候補であるラウドルップ氏の指揮するカタール1部ラフウィヤが本拠を置く都市。関係者によると、17日はスポーツ施設が密集する「アスパイア・ゾーン」でカタールリーグ関係者と接触したという。

 日本協会の幹部は「監督候補の身辺、意向の調査は終了した。そろそろ霜田は帰ってくると思う。もう一度、技術委員会を開いて一本化することになると思う」と明かした。ドイツ、イタリアなどで下交渉を含めた情報収集を行ってきた霜田技術委員長の帰国を待って、今週中にも臨時技術委員会が開催される予定。既に5人前後に絞り込んでいるリストから、後任を一本化して、本格交渉に入る見通しとなった。

 本命候補のラウドルップ氏は、6月までラフウィヤとの契約を残しており、目標に掲げる3月27日の親善試合チュニジア戦(大分)までの就任は難しい。W杯アジア2次予選がスタートする6月からの采配を良しとするかが正式オファーへのポイント。反対意見が強い場合はW杯ブラジル大会でポルトガル代表を指揮したパウロ・ベント氏、元ゼニト監督のスパレッティ氏らへのスライドが有力な選択肢となる。

 一方で、W杯アジア2次予選までの準備期間が短いことから日本を熟知する元鹿島監督のオリヴェイラ氏(現パルメイラス監督)を推す技術委員もおり、流動的な部分も残している。八百長疑惑の告発受理によるアギーレ前監督の解任から2週間、混迷する監督人事に道筋は見えるのか。18年W杯ロシア大会を目指す日本代表の行方を左右する会議となる。

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2015年2月18日のニュース