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杉山新、引退…1型糖尿病と闘いながら現役生活16年「皆様に感謝」

[ 2015年2月16日 10:24 ]

現役引退を発表した杉山新。写真は大宮時代の2011年10月撮影

 J2岐阜は15日、昨季まで在籍していたDF杉山新(34)が昨季限りで16年間の現役生活から引退することになったと発表した。今後は「有限会社チ・キュウ マルバサッカースクール」でサッカーの指導にあたる。

 埼玉県出身の杉山は、柏ユースから1999年にトップチームへ昇格。2003年に当時J2だった甲府、10年に当時J1だった大宮、12年にJ2横浜FCへと移籍し、13年からJ2岐阜に在籍していた。リーグ戦の通算成績は、J1が101試合0得点、J2が232試合5得点。

 長い間、1型糖尿病に苦しみながらプレーを続け、岐阜時代の13年には闘病生活とサッカー人生をつづった書籍「絶望なんかで夢は死なない “難病Jリーガー"杉山新、今日も全力疾走。」を出版した。

 クラブを通じ、「多くの人に支えて頂き、16年間サッカー選手を続けることができました。これまで関わってくださった皆様、ありがとうございました。特に1型糖尿病を発症した際に、僕の想いを受け止めて、サッカーを続けさせてくださった関係者の皆様に感謝しております。そして、一番近くで見守り、支えてくれた家族に感謝しています。この16年間、様々な経験をさせて頂きました。そのどれもが僕の財産です。これからはその経験を子どもたちに伝えていきたいと思います。いつも熱い応援で僕の背中を押してくださったファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。これからもサッカーに関わり続けていきたいと思います」とコメントしている。

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2015年2月16日のニュース