×

本田 見せ場なく不発ドロー…チーム低迷に憂い「迷ってる部分ある」

[ 2015年2月16日 05:30 ]

エンポリ戦の前半、競り合うACミランの本田(左)

セリエA第23節 ACミラン1―1エンポリ

(2月15日)
 ACミランの日本代表FW本田がクラブの現状を「迷っている」と憂いた。15日のエンポリ戦は4―4―2システムの右MFで先発し1―1のドロー。「コンディションは良い」と言うものの守備に追われ、決定機を演出できず出場12試合連続ノーゴールに終わった。

 1日のパルマ戦も右MFで先発したが前半途中に左MFに。7日のユベントス戦はトップ下に入り完敗した。イタリア代表FWエルシャーラウィや膝に問題を抱えるMFチェルチらケガ人が多い事情もあるが、試合ごとに役割は異なっている。そこが安定した戦いにつながらない一因でもあり「良い状況であれば(選手の)タスクというのが割とハッキリしている。一方でケガなどでポジションが変わっているというのはチーム状況がそれを表しているのかな。迷ってる部分があるのかなと」と話した。地元紙で報じられていた内転筋の疲労については「間違えている」と一蹴した。

 15年はリーグ戦7試合で1勝。だが「前を向いてやれば一気に好転する可能性は感じている」と強調し、サポーターにも「罵声に近い。本当の愛情の叱咤(しった)ではないな、と…」と理解を求めた。名門再建の道のりは険しいが、迷いを吹っ切るためには何より白星が必要だ。

続きを表示

2015年2月16日のニュース