徳島ＭＦ木村、信号無視と運転免許失効で公式戦１試合出場停止に

　Ｊ２徳島に所属するＭＦ木村祐志（２７）が８日に道路交通法違反（信号無視）で検挙され、その際に運転免許証が失効していたことも判明したとして、クラブから公式戦１試合の出場停止などの処分を科された。徳島が９日に発表した。

　クラブによると、木村は８日午後３時半ごろ、大阪市内で自家用車を運転中に道路交通法違反（信号無視）で検挙され、その際に運転免許証が失効していたことも判明。木村は１９８７年１０月５日生まれで、免許証の有効期限は２０１４年１１月５日までだった。

　クラブは「ファン、サポーターならびに関係者の皆様には、ご心配をおかけすることとなり大変申し訳ございません。運転免許証の確認を含め社内への注意喚起等を改めて実施し、再発防止に努めてまいります」と謝罪。木村は８日に徳島に戻った後、９日にクラブによる事情聴取を受けた後で、現在は自宅謹慎している。

　徳島はこれまで所属選手の運転免許証の確認を行っており、Ｊ２大分から今季移籍加入してきた木村に対しても、１月２５日までに強化担当者が免許証の提示を受けてコピーを取り保管していたが、チェックできなかったという。

　クラブは木村に対し、「公式戦出場停止１試合（Ｊ２リーグ第１節）」「２月１５日までの謹慎・練習参加停止」「罰金（年俸の１２分の１の１０％）」「１５年シーズン中の社会貢献活動の実施」、また、新田広一郎社長と岡田明彦強化部長にそれぞれ「減俸１０％１カ月」という処分を科した。

　また、木村が運転免許証を失効した昨年１１月に所属していたＪ２大分も「社会人としてあってはならないこと」として謝罪している。