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武藤 アギーレ氏へ恩返し誓う「どんな監督でも選ばれるよう活躍を」

[ 2015年2月5日 07:20 ]

解任されたアギーレ氏への恩返しを誓った武藤

 FC東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)がアギーレ氏への恩返しを誓った。指揮官の解任から一夜明けた4日、クラブでの練習後、「感謝しています。残念な気持ちです」と率直な気持ちを語った。その上で「ここから先、どう成長していくかアギーレさんも期待していると思う。それに応えられるように素晴らしい選手になりたい。活躍して恩返ししたい」と前を向いた。

 アギーレジャパンには昨年9月の初陣から招集され、全10試合に出場。9月9日のベネズエラ戦では1号をマークし、プロ1年目ながら一気にブレークした。まさにメキシコ人指揮官に見いだされた“アギーレチルドレン”の1人。1号を決めた際には、「ムイビエン(スペイン語でとても素晴らしい)」と直接声を掛けられ、通訳からも「最大級の褒め言葉」と言われたという。この日も指揮官との一番の思い出として初得点を挙げ「あのゴールで代表の一員になれたと実感したときだったので、一番思い出深いです」と振り返った。

 今後は新監督が招へいされ、選手選考の基準も変わる可能性がある。後任の理想像を問われると「選手が監督を求めるのではなく、求められるのが選手。どんな監督でも選ばれるようにJリーグで活躍することが大事」と自分に言い聞かせるように強調した。

 アジア杯では全4試合で途中出場を果たしたが決定機をものにできず「決定力をもっと磨かないといけない」と新たな課題も見つけた。2年目の今季、目標は「ファーストステージで10点」。武藤がさらなる成長を遂げ新生ジャパンで前指揮官も舌を巻くほどの活躍を見せる。

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