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アギーレ後任監督、6日の選定会議で本格リストアップへ!

[ 2015年2月5日 05:30 ]

夜遅くまで明かりがつくJFAハウス

 日本協会が6日に東京都文京区のJFAハウスで臨時技術委員会を開催することが判明した。スペインリーグの八百長疑惑に関する告発が受理されたハビエル・アギーレ氏(56)を日本代表監督から解任したことで、次期監督の選定作業を進めることが急務。霜田正浩強化担当技術委員長(47)をはじめとする技術委員が集まり人選を本格化させる。

【日本代表日程】

 八百長疑惑による前代未聞の解任劇を受けて、後任人事の選定が本格的に動きだす。6日に技術委員長の霜田氏をはじめ、鈴木満氏、久米一正氏、山口隆文氏、木村浩吉氏、中西大介氏の技術委員が集結して臨時技術委員会を開く。同会議は3日に行われたばかりだが、次期監督の絞り込みを急ぐ必要があり、異例の“中2日開催”が決まった。

 日本協会の大仁会長は「3月までには間に合わせたい」と次の国際Aマッチとなる3月27日の親善試合チュニジア戦(大分)までに新監督を決定する意向を示している。アギーレ氏の八百長疑惑が深刻化してきた昨年12月の段階から、霜田技術委員長には後任候補のリストアップを指示していた。既に大枠のリストがあり、鹿島でリーグ3連覇したオリヴェイラ氏(現パルメイラス監督)らが候補に入っているが、今回の会議ではあらためて各技術委員が推薦する監督候補を挙げる見通しで、新たな名前が加わる可能性が高い。

 新リストを作成して技術委員会で協議した上で、優先順位を付けて交渉をスタートする流れ。アギーレ前監督の選定時には原専務理事、霜田技術委員長の2人の考えでオファーを出したが、合議制を取ることで選択肢の幅は広がる。多角的な目で日本代表監督への適性を検証することで、ピッチ外の問題で監督交代を余儀なくされた今回のような失敗を防止する効果も期待される。

 各技術委員は、技術委員会に先立ち行われるJリーグ強化担当者会議にも出席して、監督交代の経緯、今後の方針などを説明する予定。日本協会関係者は「大きなリストはあるが、現時点で誰にオファーを出すか方向性が決まっているわけではないので、重要な会議になる」と語った。技術委員会は「国籍は問わない。継続、発展させ、日本代表を強くしてくれる監督」との方針を打ち出しており、今回の会議で、新たな可能性を探っていくことになりそうだ。

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2015年2月5日のニュース