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前代未聞の解任劇 アギーレ監督 半年持たず

[ 2015年2月3日 17:54 ]

 サッカー日本代表の現職監督が過去の八百長関与を疑われ、裁判所に告発されるという前代未聞の事態は、ついに解任劇へ発展した。昨年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会の惨敗から2018年ロシア大会へ向けて再建を託されたハビエル・アギーレ監督が、半年持たずに職を追われることになった。

 次のW杯を視野に入れた長期的な展望は思わぬ形で頓挫し、指揮官の降板によって日本代表の強化も振り出しに戻る。アジア・カップまでの期間が水泡に帰した損失は大きく、アギーレ監督を招聘した日本サッカー協会の原博実専務理事も責任を問われる。

 10年にも交渉を持ったメキシコ人監督と4年越しの思いを実らせてスムーズな契約へと結びつけたが、その間に潜んでいた重大な疑惑に足をすくわれた。

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2015年2月3日のニュース