稲本「張り切りすぎないように」２・９古巣相手に札幌デビュー戦

　Ｊ２札幌の今季初実戦が沖縄キャンプ中の２月９日、川崎Ｆとの練習試合に決まった。札幌・宮の沢のクラブハウスで選手らに沖縄キャンプの日程が伝えられたが、元日本代表ＭＦ稲本潤一（３５）にとっては昨季まで所属した古巣が札幌でのデビュー戦。「向こうとはコンディション面で差があるとは思うが、楽しみです」と前を向いた。

　いきなりの古巣戦だが、慎重にコンディションを上げていく。一部若手は札幌市内で練習を行った中で、ベテランはクラブハウス内で約１時間の筋力トレーニング。稲本もＭＦ小野らとじっくりと汗を流して「フロンターレだからといって張り切りすぎないようにしたい。状態を見ながらだけど、最初の試合なのでやりたい」と話した。

　２６日からの沖縄・金武町でのキャンプでは、川崎Ｆを含む３試合の練習試合、２月１８日からの熊本キャンプでは４試合を予定。計７試合の実戦を経て３・８の栃木との開幕戦へ向かう。稲本がまずは古巣戦でインパクトを残し、開幕スタメンを勝ち取る。