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香川 無情ポストにただ立ち尽くす「申し訳ない。申し訳ない」

[ 2015年1月24日 05:30 ]

香川(左)を励ますアギーレ監督
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アジア杯準々決勝 日本1―1UAE(PK4―5)

(1月23日 シドニー)
 狙いすました一撃は、無情にもポストに嫌われた。PK戦で延長に突入し、6人目のキッカーとして香川が登場。長い助走から放った強烈なシュートは左ポストにはじかれた。後攻UAEの6人目がPKを蹴り込んで敗戦が決まると仲間に肩を叩かれても、その場に立ち尽くすしかなかった。

 「責任を感じますし、申し訳ない。凄く悔しいし、自分が決めていれば…。申し訳ない」。取材エリアで背番号10は言葉を絞り出した。試合でのシュートは本田に次ぐ5本。後半15分にはゴール正面から右足シュート。同ロスタイムにもゴール前で決定機を迎えながら決めきれず。1次リーグ・ヨルダン戦に続く2戦連発を狙ったが、数多く訪れた好機をものにできなかった。

 主力として「申し訳ない」という言葉を連発しながら、最後は敗戦の事実を受け止めた。「自分が外して負けたことには、何か意味がある。何かしらが自分に足りないと思うし、それを突き詰めてやっていきたい」。W杯ブラジル大会では1次リーグで敗退し、出直しを図ったアジア杯はベスト8で敗れた。同じ失敗を3回も繰り返すわけにはいかない。

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