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日本、PK戦で散る…柴崎が同点弾も勝ち越せずベスト8止まり

[ 2015年1月23日 21:22 ]

<日本・UAE>後半、同点ゴールを決めた柴崎(中央)と歓喜する本田(右)ら

アジア杯準々決勝 日本1―1 PK4―5UAE

(1月23日 シドニー)
 アジア杯連覇を目指し1次リーグD組を1位通過した日本代表(FIFAランク54位)は23日、準々決勝でC組2位のUAE(同80位)と対戦。日本は1点ビハインドの後半36分、途中出場の柴崎がゴールを決めて追いついた。延長戦でも決着つかずPK戦に突入したが4―5で敗れ、96年大会以来5大会ぶりにベスト8で姿を消すことになった。
 
 1次リーグ最終戦のヨルダン戦から中2日の厳しい日程となった日本は、グループリーグ3試合と同じ先発メンバー。ヨルダン戦での接触プレーで顔面を強打し口内を負傷したDF森重もピッチに立った。

 だが、1次リーグ3試合で無失点だった日本の守備網がいきなり崩された。前半7分、UAEは右サイドからの縦パスに反応し、DFラインの裏を抜けたマブフートが絶妙なトラップからシュート。ゴール左に突き刺し先制点を奪った。

 反撃に出る日本はその後、ボールを支配し相手ゴールに迫るも得点は奪えず1点ビハインドで折り返した。

 後半、日本は乾に代えて武藤を投入。その武藤が8分、遠藤の右クロスに中央で頭を合わせるも、フリーで放ったシュートは枠をとらえられず決定機を逃した。9分には遠藤をベンチに下げ柴崎、20分には岡崎に代えて豊田をピッチに入れた。

 ゴールが遠いまま刻一刻と過ぎる時間。ようやく日本に歓喜が訪れたのは36分だった。中盤でボールを持った柴崎が本田にくさびのパス、本田のリターンに走り込み右足を振り抜くと、豪快にゴールネットを揺らした。

 試合は延長戦に突入。前半、長友が右太腿を負傷し苦痛の表情を浮かべる。しかし、すでに交代枠を使い切っている日本は、他のメンバーがカバーしつつ試合を進める。1―1のまま延長後半へ。日本は長友を前線に配置し、柴崎が右SB、酒井が左に回る。11分、エリア手前中央でFKを獲得。柴崎がゴール右隅を狙うが、わずかにそれてゴールならず。120分間の激闘も決着つかずPK戦へ突入した。

 互いに1人ずつが失敗し4―4で迎えた6人目。日本は香川がゴール左ポストにはじかれ失敗したのに対し、UAEはしっかり決めた。この瞬間、日本の敗退が決まった。

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