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札幌黄金コンビ始動!稲本、小野と並んで筋トレ「楽しくできた」

[ 2015年1月23日 09:30 ]

筋力トレーニングも2人並んで行った稲本(左)と小野

 J2札幌は22日、札幌・宮の沢で2015年度の新チームを始動させた。初日はミーティングと約45分の筋力トレーニング。新加入の元日本代表MF稲本潤一(35)も順調にメニューを消化。盟友の元日本代表MF小野伸二(35)のサポートを受けながら、新天地でのサッカー人生をスタートさせた。

 単独で行った入団会見から6日。稲本が札幌の選手として15年シーズンをスタートさせた。

 「全員が集まったところで身が引き締まる思い。若いチームで活気があった。上の(河合)竜二さん、砂(川)さんが構えて、いい雰囲気をつくっている」と、初日の感想を口にした。

 その稲本を全面的にバックアップしているのが小野だ。同じ79年生まれ。長らく代表を支えてきた2人は、筋力トレーニングでは並んでマットを敷いて体をいじめた。「久しぶりの感覚はなかった。楽しくできた」と稲本。小野も「違和感はない。(稲本は)普通に溶け込んでいる雰囲気があった」。クラブチームでは初となる2人のコラボレーション。報道陣にも一緒に対応するなど、終始穏やかな時が流れた。

 私生活でも小野がサポート役だ。20、21日と夕食をともにしたが、半年間札幌で生活してきた小野が店をチョイス。前夜はイタリアンに舌鼓をうつなど稲本も「どこもおいしかった」と満足げだ。クラブハウスから引き揚げる際も、自らの車の助手席に稲本を乗せた小野は「新しい選手が溶け込めるようにやりたい」と話すように、しっかり支えている。

 札幌市内での練習は23日、24日は筋力トレーニングで試運転。本格的にボールを使うのは26日からの沖縄・金武町で行われるキャンプからだ。「こっちでは体をつくって、沖縄で監督のサッカーを理解して溶け込めるようにしたい。昇格を目指して頑張りたい」と力強く誓った稲本。1・22。稲本と小野が、札幌の新たな歴史をつくるための第一歩をしっかりと記した。

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