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本田 左足で4戦連発だ!“メッシ形”右サイドから切り込む

[ 2015年1月23日 05:30 ]

UAE戦に向けて入念に調整する本田

サッカーアジア杯準々決勝 日本―UAE

(1月23日 シドニー)
 FW本田が“必殺の一撃”を見せる。1次リーグは3戦連発でチームをけん引。試合前日のこの日は無言だったが、マークが厳しくなる決勝トーナメントに向け「個人としてはオプションを持っていたい」と話しており、磨きをかけてきたパターンで4戦連発を狙う。

 今季はACミランでも4―3―3の右FWでプレーし、ゲームメークを捨てゴールゲッターに変身。得点意識が高まった。逆サイドからのクロスに対してゴール前に詰め、得点を多く奪い、もはや「本田エリア」として認識されつつある。GKが岡崎のシュートをはじいたところをゴール右で詰めたヨルダン戦の得点がまさにそれで、本田も「ああいうゴールももっと決めて怖い選手になりたい」と言う。

 ただ相手が対策を講じてきた場合、同じパターンだけで得点を量産するのは難しい。本田自身もオプションの必要性を強く感じている。それこそが右サイドから中に切れ込んで左足でゴールを決めるパターン。ミランのインザーギ監督が、利き足が左の本田をあえて右サイドで起用するのもそれが狙いだ。今大会でもシュート練習で何度も確認している姿があった。

 同じく利き足が左のアルゼンチン代表FWメッシ、オランダ代表FWロッベンが得意とする形。本田もパレスチナ戦の後半ロスタイム、ヨルダン戦の後半26分にこの形でゴールを強引に狙いにいった。ともにGKに阻まれたが、UAE戦ではゴールに期待が懸かる。

 得点すれば、釜本やカズらに次いで日本代表史上5人目となる国際Aマッチ4戦連発。前回大会MVP男が得意の左でUAEを撃破し、まずはチームを準決勝へ導く。 

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