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アギーレ監督 采配ズバリ!支配率67%超え完勝に満足げ

[ 2015年1月21日 05:30 ]

ヨルダン戦の後半、2点目のゴールを決めた香川を祝福するアギーレ監督

アジア杯1次リーグD組 日本2―0ヨルダン

(1月20日 メルボルン)
 ピッチ外の騒動とは対照的に、ピッチ内の戦いは盤石だ。後半37分に勝利を決定付ける2点目が決まると、アギーレ監督は拳を握って吠えた。

 相手のラフプレーにイラついてペットボトルを蹴り上げる場面もあったが、ボール支配率でも67・9%の完勝に満足げ。「次のステージに行くに値する試合だった」と笑った。後半34分に投入した武藤がダメ押し弾をアシストするなど采配も的中。臨機応変な試合運びのできるチームに育ってきたことも、細かい指示を与えずに選手の自主性を重んじる指導の成果だ。

 準々決勝からは、八百長疑惑を受け、今大会限りでの指揮官解任を示唆している日本協会の大仁会長が視察予定。アギーレ監督は「日本は3試合を通して成長している。タイトル防衛は簡単ではないが、今後もチームを向上させたい」と前を向いた。八百長疑惑の告発がバレンシア裁判所に受理されており、今大会を最後にチームを去ることが決定的だが、充実の内容で連覇を果たして世論を動かせば、協会トップの決断が覆る可能性もゼロではない。

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2015年1月21日のニュース