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中国 サッカー学校2万校建設へ 国家の威信をかけ習主席の意向で底上げ

[ 2015年1月19日 17:23 ]

 中国教育省はサッカー選手を育成し、競技レベルを向上させるため、2017年までに全国に約2万校の「サッカー学校」と約30の育成地区を立ち上げると発表した。中国メディアが19日までに伝えた。

 サッカーファンとして知られる習近平国家主席の意向を受けた政策で、国家の威信をかけて低迷を続ける中国サッカーの底上げを図る。

 既存の小中学校から「サッカー校」としての希望を募り、全国31の省・直轄市・自治区にある教育機関が絞り込み、最終的に教育省が指定する。育成地区も同様に希望を募り、最終的に教育省が決める。

 中国でサッカーは人気スポーツだが、近年八百長事件で揺れたほか、代表チームの成績も国際サッカー連盟(FIFA)の最新の世界ランキングで96位と低迷している。

 新華社電によると、習氏は昨年7月のアルゼンチン訪問の際に「私はサッカーがとても好きだ。中国でのワールドカップ(W杯)開催が私の願いだ」と語った。これまでもたびたびファンであることを公言し、中国サッカーのレベル向上を図るよう指示を出してきたという。(共同)

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2015年1月19日のニュース