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本田 錦織にエール!20日、メルボルンでW勝利だ!

[ 2015年1月18日 05:30 ]

<アジアカップ日本代表練習>子供にハグを迫られる本田

アジア杯1次リーグD組 日本―ヨルダン

(1月20日 オースオラリア・メルボルン)
 メルボルンでKEISUKEがKEIに負けない輝きを放つ。アジア杯1次リーグで2連勝を飾った日本代表は17日、メルボルン入りした。決勝トーナメント進出の懸かる20日のヨルダン戦に向け、FW本田圭佑(28=ACミラン)は3戦連発に意欲。また、同日に同地でテニスの全豪オープン1回戦が組まれることになった錦織圭(25=日清食品)にはエールを送り、ともに勝ち上がることを期した。
【アジア杯日程&結果 日本代表メンバー】

 日本サッカー界のエースと、テニス界のプリンスが20日に競演する。イラク戦の勝利から一夜明けた17日午前、日本代表はブリスベン郊外で練習を行った。軽めのメニューを消化した本田は練習後、全豪オープンに出場する錦織にも言及。「世界で善戦するのは、同じ日本人として誇らしい。全豪でも優勝を目指してほしい」とエールを送った。この日、錦織の初戦が20日に組まれた。くしくもヨルダン戦と同じ日で、しかも開催地もメルボルン。注目のアスリートがそろって試合に臨むことになった。

 競技こそ違えど、ともに世界トップを目標にしているところも同じだ。錦織は昨年の全米オープンで準優勝。W杯で惨敗した本田より一足先に頂点へあと一歩と迫った。ここまでアジア杯一色だった地元メディアも、17日付の地元紙「エージ」が優勝候補の一角として錦織を1面で特集するなど、その注目度は逆転しようとしている。ただ、本田も今大会ではPKで2試合連発と活躍。W杯での惨敗、指揮官の八百長問題などで熱が冷めかかった日本サッカーを再び盛り上げるためにも、他競技とはいえ簡単に話題を譲るわけにはいかない。

 そのためにも、狙うは自身代表2度目となる3戦連発だ。イラク戦ではツキにも見放され、3度のビッグチャンスはゴールポストやバーに阻まれた。だが「振り返ればこうしておけば良かったというのがサッカー」とした上で、「振り返ればだいたいイメージで成功できる。しっかり反省すればその可能性が上がる」と強調。既にゴールへのシナリオは頭に描かれている。

 この日はちょうど阪神大震災から20年。当時小学2年生で大阪市内に住んでいた本田は「揺れたどころじゃない。祖母が自分のそばに来て抱きかかえてくれた」などと振り返り、「節目の時に悲しさとか大事なものを思い出すきっかけになればと思う」と話した。サッカーに集中できる環境に感謝し、気持ちを新たにした。

 負ければ1次リーグ敗退の可能性もあるヨルダン戦。「ここ一番で取れるように日々精進したいと思っている」。錦織も登場する20日。本田はアジア杯連覇へと、チームを加速させるゴールで主役を演じる。

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