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疑惑渦中のアギーレ監督 判決まで1年から2年

[ 2015年1月15日 10:12 ]

 サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)も関与したとされる八百長疑惑の告発を裁判所が受理したと、スペインの各メディアが報じた。事情に詳しいフランチェスコ・バランカ弁護士は捜査や起訴の段階を経て判決まで早くても1年から2年かかるとの見通しを示しており、不透明な状況は長期化する可能性が高いとみられる。

 スペイン・リーグの八百長対策に関わるバランカ弁護士は、検察当局が告発状に載せた銀行口座の出入金記録を「かなりクリアで十分な証拠になる」と指摘した。それでも今後は多くの手続きが必要で、通常の2~3年が1年短くなる程度と見立てる。

 出入金記録は1人当たり8万5千ユーロ(約1170万円)から9万ユーロ(約1240万円)となっているが「これほど巨額の金が動く八百長事件は珍しい。どんなにクリーンな選手でも不正をしてしまうぐらいの金額だ」と注目する。

 監督は今後、問題となっている2011年のレバンテとサラゴサの試合が行われたバレンシアの裁判所への出頭を求められるとみられる。「巨額の金を何に使ったのかを説明しなくてはならないだろう」と、同弁護士は使途が焦点になるとの見解だ。(共同)

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2015年1月15日のニュース