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岡崎 2戦連発へ集中!八百長問題「気にしてない」

[ 2015年1月15日 05:30 ]

練習で軽快な動きを見せる本田(右)と岡崎

アジア杯1次リーグD組 日本―イラク

(1月16日 ブリスベーン)
 激震が走った日本代表を不動のセンターFWが救う。パレスチナ戦で1得点を奪ったFW岡崎慎司(28=マインツ)は、ブリスベン市内で行われた練習で初めて精力的に汗を流した。肌にまとわりつくような湿気の高さにも「あんまり感じない」と平然。勝てば1次リーグ突破の可能性もあるイラク戦に向け「大事な試合でゴールを決めるのが今大会の目標。次の試合ももちろん」と2戦連発に意欲を示した。

 アギーレ監督がスペインリーグの八百長に関与したとの告発が、14日に同国のバレンシア裁判所に受理された。チームにとって、アジア杯期間中に起きた最悪の事態。だが、岡崎はこれまでに「ピッチで戦うのは選手。(八百長問題は)あまり気にしていない」と話してきたように、連覇に向けて戦うことだけに集中してきた。イラクとはW杯ブラジル大会のアジア最終予選で戦い、2試合で1得点1アシスト。共に決勝点に絡むなど好相性を誇っている。

 ブリスベンで同宿となった韓国代表にはマインツの同僚であるDFパク・チュホがおり、レスターが獲得オファーを出している自らの移籍話など現状を報告し合った。選手としてさらなる高みを目指しながらも、今はアジア杯だけに気持ちを向けている。「イラクは簡単に点は取れない。緊張感は増してくるし、これからは負けられない戦いが続く」。得点へのこだわりを貫くストライカーが、揺れるチームを決勝トーナメントへと進める。

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2015年1月15日のニュース