アギーレ監督 八百長告発ついに受理…アジア杯後にも解任か?

[ 2015年1月15日 05:30 ]

イラク戦への練習を終え引き揚げるアギーレ監督だったが…

 八百長疑惑の渦中にいる日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)に対するスペイン検察当局の告発が14日、バレンシア裁判所に受理された。マルカ紙(電子版)などが報じ、2月に本格的な捜査が始まる見通し。アジア杯に出場している日本代表は14日、ブリスベン市内で16日のイラク戦に向けて練習を行ったが、チームが混乱に見舞われることは避けられない。アギーレ監督はアジア杯後に進退を問われることになりそうだ。

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 恐れていた事態が現実になった。日本代表がイラク戦に向けてブリスベン市内で調整する中、地球の反対側で騒動が動いた。アギーレ監督に対するスペイン検察当局の告発を、バレンシア裁判所が受理。マルカ紙は「疑惑に関与した41人全員の告発が受理された。選手、幹部、監督が捜査に応じることになる。スペインサッカー界にとって歴史的な捜査。スペインリーグ、そして日本サッカー協会に大きな影響を及ぼすだろう」と報じた。

 アギーレ監督はサラゴサを率いていた11年5月21日のレバンテ―サラゴサ戦で八百長に関与した疑いがある。昨年12月27日に釈明会見を開き「プロサッカーに関わって39年。汚点は全くない。信じてください」と潔白を主張。「有罪が決まるまでは無罪」と辞任の意向も否定していたが、2月には出頭を求められる見通しとなった。スペインでは起訴確実という見方も強く、アジア杯後に進退の判断が下されそうだ。日本サッカー協会では既に後任人事に動いている。霜田技術委員長らが任命責任を問われ、アギーレ監督招へいに動いた技術委員会が刷新される可能性が高い。

 14日の練習が終了した午後7時半(日本時間午後6時半)時点でチームに告発受理の情報は入っておらず、通常通りにトレーニングを消化。アギーレ監督は課題であるクロスからのシュート練習を徹底した。さらに、チームが機能しなければ、試合の中で選手の判断でシステムを変更することを許可。自主性を重んじる指導は、くしくも電撃解任に備えた準備と捉えることもできた。

 練習直後に告発受理の一報をスポニチ本紙記者から聞いたGK川島は「受理されたんですか?何も聞いていないので何とも言えません」と驚いた様子。広報担当としてチームに同行している日本協会の西沢和剛氏は「まだ情報は入っていません。でも特別にミーティングなどはやらないと思います。監督が言うことも変わらないと思うので」と語った。合宿初日の昨年12月29日に、アギーレ監督、日本協会の大仁会長が選手に対する釈明を終えているとの判断で、雑音に耳を傾けずに試合に集中させる方針を示した。

 本格捜査は2月に始まる見通しだが、説明がなければチームに混乱が拡大することは避けられない。選手の士気に影響が出る可能性もある。15日にはイラク戦に向けたアギーレ監督の公式会見があり、八百長問題に質問が集中することは確実。初戦でパレスチナに快勝して連覇に向けて上々のスタートを切った矢先にピッチ外で大きな問題を抱えることになった。

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