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日ノ本学園、史上初の2年連続2冠!負傷のGK木付、PK止める

[ 2015年1月11日 17:14 ]

PK戦で勝利し優勝に大喜びの日ノ本学園イレブン

第23回全日本高校女子サッカー選手権決勝 日ノ本学園0―0(PK4―2)常盤木学園

(1月11日 ノエスタ)
 第23回全日本高校女子サッカー選手権(スポニチ後援)は11日、兵庫県神戸市のノエビアスタジアム神戸で決勝が行われ、日ノ本学園(兵庫)がPK戦の末に常盤木学園(宮城)を破り、大会連覇。高校総体もあわせ、史上初の2年連続2冠を達成した。

 両者の意地と意地がぶつかり合った決勝は、45分ハーフの前後半を終えて0―0のまま延長戦に突入。10分ハーフの延長戦もお互いにゴールを割ることはできず、勝負はPK戦へともつれ込んだ。

 先攻の常盤木学園は、なでしこリーグの浦和入りするU―18女子日本代表FW白木星(あかり=3年)が第1キッカーとして登場したが、クロスバーに当てて失敗。第4キッカーのMF西川彩華主将(3年)は相手GK木付優衣(3年)に両手で弾かれた。

 一方の日ノ本学園は、4人全員がPKを成功。110分の死闘の末に入ったPK戦を4―2で制した日ノ本学園が、女王の座を死守した。

 日ノ本学園は前半9分、GK木付がゴール前での接触プレーで負傷。鼻の付近から出血し、約10分にわたって試合が中断されるというアクシデントに見舞われる波乱のスタートだった。だが、鼻にばんそうこう2枚を貼って同19分に試合へ復帰すると、木付は9分のロスタイムが掲示された前半も好セーブを見せて無失点。PK戦では、その木付が4人目のキッカーを止めた。

 田辺友恵監督(34)は「お互いが全力を尽くしていい試合ができた」と死闘を振り返り、木付が負傷した場面については「本人がいけるというので任せた」と頼もしげ。

 なでしこリーグのINAC神戸入りするDF竹村美咲主将(3年)は「めっちゃうれしいです!」と笑顔を弾けさせ、自身が第1キッカーとして成功させたPK戦も「自信を持って蹴ったので不安はなかった」と胸を張った。

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2015年1月11日のニュース