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ディエゴ 完敗に涙…日大藤沢エース不発も片りん見せた

[ 2015年1月11日 05:30 ]

星稜に完敗し涙しながらピッチを歩く日大藤沢・田場ディエゴ(中央)左は佐藤監督

全国高校サッカー選手権準決勝 日大藤沢0―3星稜

(1月10日 埼玉)
 初の決勝進出を目指した日大藤沢(神奈川)は、ベスト4で力尽きた。前半だけで3失点。後半は相手を上回るシュート6本を放ち巻き返しを狙ったものの、ゴールは遠かった。ここまで3得点のFW田場ディエゴ(3年)は、後半36分にゴール前で反転してシュートを打ったが決められず。「後半10分以内に1点返せば、逆転できると思っていた。(星稜の)守備が堅かったですね。1点でもいいから決めたかった」と肩を落とした。

 先輩たちの思いも背負っていた。田場の左腕に巻かれた主将マークは07年度に全国選手権に出場した当時の主将から受け継がれたもの。「(大会前に)OBの方が渡しに来てくれた」。スタンドに陣取った1000人以上の在校生の声援にも応えられず「日本一になって恩返しできなかった」と消え入りそうな声で話した。

 それでも同校史上最高の4強入りを果たし、歴史を変えた。佐藤輝勝監督は「素晴らしいチームになってくれた。そういう伝統がバトンタッチできる。もう一回ここに戻ってきたい」。初の全国制覇の夢は1、2年生に託す。

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2015年1月11日のニュース