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本田「代表は言葉通じる」パレスチナ戦までの連係修正に自信

[ 2015年1月5日 05:30 ]

<日本・オークランド>前半、判定に不満顔の本田(左)

練習試合 日本2―0オークランド

(1月4日 セスノック)
 日本代表FW本田圭佑(28)が凡戦の中でも、12日のパレスチナ戦へ自信をのぞかせた。3トップの右でフル出場。自身も不発に終わり「無駄なパスもミスも多かった。満足はしていない」と不満を漏らしたが、昨年1月に移籍したミランでの苦労を引き合いに出し「ミランでもパスは出てこない。代表はミランより言葉は通じる。あと1週間あるから、目に見える結果は期待してもらって良いと思う」と不敵な笑みを浮かべ、問題なしを強調した。

 この日は珍しく決定機で外した。前半6分は長友の左クロスをニアで左足を合わせた。同25分には酒井高の右クロスのこぼれ球に反応し左足を強振。だがいずれもミートできず、この日最大の見せ場となった後半18分にも今野の右クロスにダイビングヘッドで合わせたがGKの正面だった。

 それでも、ミランで栄光の10番を背負い、プレッシャーの中で戦い続け結果を出している本田にとって、この日の出来はそれほど深刻な問題ではないと言い切った。その言葉どおりなら、本田には必然的にミランのような活躍が期待できる。「個人的には、どれだけ良い位置でトップ下、ボランチがボールを持ったときに、(相手にとって)自分のマークが嫌なところに走れるか。その質、回数を増やしていきたい」とあくまでもフィニッシャーにこだわる姿勢を強調した。

 大会ではオークランドのように、相手が自陣を固めてくることが予想されるが「良いシミュレーションになった。無駄なミスをいくつか減らすことで、次のステップに行ける」と断言。これまで常に有言実行を貫いてきた本田だけに、やはりエースにかかる期待は大きい。

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2015年1月5日のニュース