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FC東京内定の流通経大柏・小川 先制弾&PK戦もきっちり

[ 2015年1月3日 05:30 ]

<流経大柏・矢板中央>後半8分、シュートのこぼれ球を小川(左)が押し込み流経大柏が先制

第93回全国高校サッカー選手権第3日・2回戦 流通経大柏1―1(PK5―3)矢板中央

(1月2日 フクアリ)
 FC東京入りが決まっている小川が優勝候補・流通経大柏を勝利に導いた。0―0の後半8分、久保の右クロスのこぼれ球を左足で蹴り込み先制ゴール。PK戦では4―3とリードした5人目で登場し左足できっちり決めて決着をつけた。

 自身の大会初得点を「こぼれて来ると思った。簡単に押し込むだけだった」と事もなげに語った小川はPKについても「初戦で経験しているし、緊張はなかった」と平然と振り返った。

 身体能力が高く、ユーティリティー性が持ち味の逸材。小学1年時にサッカーを始め、センターバックやボランチを経て中学時代から左サイドバックになった。攻撃力を見込まれ昨年夏から左サイドハーフに転向したが、プロでは左サイドバックで勝負する意向だ。

 憧れはFC東京の先輩の太田宏介、長友佑都(現インテル・ミラノ)。「太田さんのロングキックやFKの精度、長友さんの試合を通して中距離を走り続ける能力、2人の長所を合わせた選手が理想」と高い目標を掲げるだけにゴールにも満足感はない。「左サイドを制圧して信頼される選手にならないと。もっと調子を上げないと」と反省の言葉を並べた。

 ▼矢板中央・GK桜井 流通経大柏相手に1失点に抑えたのは奇跡。それだけにPK戦で負けたのが悔しい。

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