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小野 稲本と黄金コンビで昇格必ず!来年年男「フル稼働」宣言

[ 2014年12月30日 11:00 ]

来季の目標を力強く宣言する小野

 今年6月に加入したコンサドーレ札幌のMF小野伸二(35)が、スポニチ本紙の特別インタビューで来季のフル稼働を誓った。途中加入した今季は負傷などに苦しんで不本意なシーズンだった。36歳で迎える15年。チームには日本代表でともに戦ったMF稲本潤一(35)も川崎Fから加入する。J1昇格に向けた思いを語った。 

 ――まずは稲本潤一選手の入団が決まった。

 「チームにとってマイナスになることは何ひとつない。すごくプラス材料だと思います。中盤の競争が激しくなるのでいいですね。中学生ぐらいからずっと代表で一緒にやっていて、ダブルボランチも組んだことがありました。息が合っていたと思いますし、久しくやっていないからうれしいです」

 ――小野選手から見て稲本とは。

 「人間的に落ち着いていて面白い。サッカーに対しても情熱があります。負けず嫌い」

 ――今年は悔しいシーズンだった。

 「自分が思っていた形で終えられなかったというのが凄くありますね。ケガは予期せぬことだった。もう何年もケガをしてなかったので、考えていませんでしたから。そういう中で非常に迷惑をかけてしまった」

 ――ケガをする前、夏場は過密日程で3試合連続フル出場した。

 「きつくはなかったですけど、そういうところから疲労がたまったかもしれない。(5月まで)オーストラリアでシーズンを戦って、ちょっとやり切った感があってそこからの途中加入。切り替えが難しかったかなというのはありますね」

 ――シーズン途中でバルバリッチ監督に代わった。

 「凄く人がいいですし、優しい。ただ半年で理解するのは難しいと思うので、来年は厳しく言ってきそうなイメージはあります。現時点では穏やかで、選手のことをよく見てくれている。徹底してやるし、守備の意識を変えてくれた」

 ――札幌はどんなチーム。

 「攻撃でとっくん(都倉)が覚醒してくれた。あと(中原)彰吾の名前がよく出ますけど成長した選手だと思う。彼が得点を取り始めたら、頼もしい存在になる。前田もそうですし、内村もいる。攻撃陣は多種多彩なメンバーがそろっていた。来年はそういうのを生かして、攻撃力をアップしないといけない」

 ――来年は年男。目標は。

 「あまり気にしていませんが、年男は張り切る要素ではありますよね。自動昇格できるという順位にいるということが、ぼくらにとって大事。プレーオフを目指すのではなく、そこを目指す。J2からJ1に上げるのは凄いこと。そういう中の一員としてプレーすることは幸せなこと。でも今年もそうですけど、簡単に勝てる試合はない。そういった意味でも来年は今年感じた課題をしっかりと克服した中で、チームとしてやりたい。来年こそはフル稼働してやってやろうという気持ちでいます」

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