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麻也、2季ぶり右SBで苦闘…3戦連続先発も失点絡みドロー

[ 2014年12月30日 05:30 ]

チェルシー戦の後半、ヘディングで競り合うサウサンプトンの吉田(右)

プレミアリーグ第19節 サウサンプトン1―1チェルシー

(12月28日)
 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也(26)が不慣れなポジションで失点に絡んだ。3試合連続の先発で後半17分までプレー。起用されたのは13年3月のノーリッジ戦以来となる右サイドバック(SB)で「自分にプラスになると思ってポジティブに捉えてやった。攻撃はシンプルに、守備ではアザールを意識してやった」。

 相手左SBのブラジル代表DFフェリペ・ルイスのパスを3度カットし、攻撃では後半44分にペナルティーエリアまでドリブルで進入してFWペッレのシュートにつなげた。攻守に奮闘したが、唯一の心残りは前半終了間際だった。

 「一瞬、止まってしまった」と縦パスから俊足のアザールに裏を取られ、さらに巧みな切り返しで翻弄(ほんろう)されて同点弾につなげられた。「かみつくぐらいの勢い」で警戒していたベルギー代表MFに一瞬の隙を突かれ「うまいし、速い」と脱帽するしかなかった。チームの台所事情での起用で、クーマン監督からは「右サイドでもできることを証明してみろ」とハッパを掛けられたという。「新しい可能性を見いだすことも必要」と吉田。来月1日のアーセナル戦後、同3日にシドニーで合流する日本代表でも親友のDF内田(シャルケ)が抜けた右SBの穴を埋める可能性があるかもしれない。

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2014年12月30日のニュース