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八百長疑惑の中…ア杯へ始動、アギーレ監督「隠すことは何もない」

[ 2014年12月29日 18:45 ]

練習する本田とアギーレ監督

 サッカー日本代表は29日、ハビエル・アギーレ監督(56)が八百長関与疑惑で告発された異例の状況下で、来年1月のアジア・カップ(オーストラリア)に向けた合宿を始めた。千葉県内での初練習は明るい雰囲気でこなし、詰めかけたファン約450人には「アギーレ、信じているぞ」と声を上げる男性もいた。

 騒動の影響もあって、初練習には海外メディアを含め約140人の報道陣が集まった。普段以上の注目の中、監督は「私には隠すことは何もない。戦い抜ける。優勝することが目的だ」と決意を述べた。

 練習前には東京都内の宿舎で、選手らに今回の事態を説明する場が設けられた。日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)は経緯を振り返り「ここからはアジア杯に集中してほしい」と訴えた。監督はあらためて疑惑を否定し「このミーティングが終わったら、サッカーの話だけをしよう」と呼びかけた。

 千葉市内で小学生にサッカーを教えている佐々木雅喜さん(44)は練習を見学し「選手には雑音も入ると思うが、今の体制で臨む以上は頑張ってもらいたい」と期待を寄せた。

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2014年12月29日のニュース