清家２発！！浦和　皇后杯決勝進出で２冠に王手

＜浦和レディース・千葉レディース＞後半２４分、ゴールを決めガッツポーズする清家（左）と座り込むＧＫ・山根

　女子サッカーの皇后杯は東京・味の素フィールド西が丘で準決勝２試合を行い、なでしこリーグ覇者の浦和が千葉を３―１で破り、大会初制覇とシーズン２冠に王手をかけた。後半から出場したＦＷ清家貴子（きこ、１８）が２得点で貢献した。リーグ２位の日テレは、ＭＦ長谷川唯（１７）のゴールなどで仙台に２―０と快勝した。決勝は来年１月１日に東京・味の素スタジアムで開催される。

　清家は１―０の後半２４分、素早い出足でこぼれ球を拾って右足でネットを揺らすと、４分後に再び右足で決めた。観戦したなでしこジャパンの佐々木監督も「途中から入るとインパクトになる」と評価する１８歳は「裏のスペースがあったので狙っていった」と胸を張った。東京・東久留米総合高３年生で、今季はユースと掛け持ちしながらリーグ戦２４試合に出場し８得点した。元日決戦に向けては「勝って優勝したい」と意気込んだ。