C大阪 アウトゥオリ新監督が決意表明「1年でJ1復帰を」

[ 2014年12月17日 09:20 ]

C大阪の新監督に決まったパウロ・アウトゥオリ氏

 C大阪は16日、来季の新監督にブラジル人のパウロ・アウトゥオリ氏(58)が就任することを発表した。契約期間は15年2月2日から16年1月1日まで。母国で幾多のタイトルを獲得した手腕とともに、若手育成にも定評のある指揮官のもとで、新生セレッソが1年でのJ1復帰を目指す。

 再建をはかるC大阪にとって、最も急がれる監督人事がついに決着した。最終回答を保留していたアウトゥオリ氏がこの日、受諾の返事をクラブ側に伝えた。宮本強化本部長は「これで軸ができた。選手たちにも伝えることができます」と安どの表情を見せ、難航している選手との契約更新に追い風となることを期待した。

 05年にサンパウロを率いてクラブW杯を制するなど、幾多のタイトルを獲得してきた敏腕監督は、ブラジル国内では厳しい指導と若手育成に定評がある。鹿島を率いた06年には、高卒ルーキーの内田(現シャルケ)を開幕からスタメンに抜てきした実績を持つ。セレッソは来季から若手中心のセカンドチームを創設してチーム底上げを図るつもりで、育成とベンチワークを兼ね備える指揮官は次期監督リストのトップに挙がる存在だった。

 意気込みは決意表明を見れば分かる。この日、広報を通じて寄せたコメントは異例の長文。

 「名門セレッソ大阪は永遠で偉大なるクラブですが、J2に行くのは一時的なものです。だからこそJ2での戦いを通して名門再建を図るためには、選手・スタッフがハードでかつ質の高い練習を積み重ねていかなければなりません」

 「シーズンが終わった時には我々がいるべき場所、J1に復帰し、偉大なクラブであることを示します」

 「セレッソ、前進せよ!」

など、熱い言葉がちりばめられていた。

 これで来季は、社長、強化部長、監督の要職すべてが新任となった。3者間の意思疎通の欠如が今季の低迷の一因となっただけに、この新体制でクラブの中枢を支えながら育成とチームの土台作り、そして1年でのJ1復帰を成し遂げる。

 ◆パウロ・アウトゥオリ 1956年8月25日、ブラジルのリオデジャネイロ州出身、58歳。91年に指導者となり、97年にクルゼイロでリベルタドーレス杯を制して南米一に。05年にサンパウロで再び南米王者となり、クラブW杯でリバプールを破り世界一に輝いた。06年は鹿島で指揮を執り6位。1年で退任し、その後はカタールやブラジルで監督を歴任。14年は名門アトレティコ・ミネイロを率いたものの、途中解任されていた。

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