2冠目呼んだ長谷川監督の“絆改革”…どん底だったから浸透

[ 2014年12月7日 08:10 ]

<G大阪祝勝会>笑顔でシャンパンをふりまく長谷川監督

J1最終節 G大阪0―0徳島

(12月6日 鳴門大塚)
 長谷川ガンバがナビスコ杯に続く2冠目を手にした。J2降格の悪夢を乗り越え、昇格初年度での完全復活。今季のチームスローガン「Rising G」の通り、名将の下、日はまた昇った。

 指揮官にとって初のリーグ制覇。「素晴らしいチームになった。2冠を獲ったことで、ガンバのプライドというものを意識して戦ってくれると思う。西の横綱というメンタリティーも復活して、さらに上を目指してくれる」。重責を果たし、安どの表情を浮かべた。

 名門の再建を託され、昨年1月にJ2からの再出発を決断。「もしガンバがJ1に残っていたら多分、監督を引き受けてはいなかった」。意外な言葉には理由があった。名門クラブが外様の自分を認めてくれるのか。新しいことに挑戦する時、看板を背負ってきた選手のプライドが邪魔するのではないか。そんな困難があった中でも選手が付いてきてくれた。「降格したことで、みんなが何かを変えなきゃいけないという思いを持ってくれた。J1のままなら難しかったんじゃないかなと思います」。苦楽をともにしつつ、復活の階段を上ってきた教え子たちへの感謝を口にした。

 選手だけでなく、自らも信じ抜いた。降格圏16位と低迷して迎えたW杯による中断期間。「継続していけばやれる」と信念を貫き、選手も「監督がブレなかったからここまで来られた」と信頼を寄せた。2年間の監督生活で「選手の調子の良しあしは顔を見れば分かる」までに。絶対的な絆が結実した。
 
 2冠を獲得し、3冠に王手をかけた手腕をクラブ側も高く評価。契約が来季まで残っており続投は確実な中、クラブ幹部は「まだ正式に話はしていないけど、もちろん考えています」と、さらなる契約延長オファーを出すことを明かした。長期政権での黄金時代の再到来。確かな予感が漂った。 

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