中田浩二“後継者”に柴崎指名「アントラーズの魂を引き継いで」

[ 2014年12月7日 00:18 ]

<鹿島・鳥栖>引退セレモニーを終え、グラウンドを後にする中田浩二

J1最終節 鹿島0―1鳥栖

(12月6日 カシマ)
 今季限りで現役を退く鹿島DF中田浩二(35)が試合後、引退会見を行った。

 ユニホームを脱ぐ決意をした理由について「チームと11月に入って話をしました。チームが世代交代をしている中で、いつまでも(ベテランの)自分が居座っているのも良くないと思いました。出場機会も少なくなり、チームが良い状況の中で練習だけしているのも苦しかった。移籍の選択肢もあったが、他のチームのユニホームを着てプレーすることを想像できなかった」と明かした。

 MF小笠原ら同期にも相談はしなかった。「チームが大事な時期だったので。満男(小笠原)とかソガ(曽ケ端)に怒られましたけど」と苦笑いを浮かべた。それでも恩師だけには悩みを打ち明けた。帝京高時代のサッカー部監督である小沼貞雄氏だ。「先生からはいろいろな言葉を頂き、決断しました。(同年代の)ほかの選手より(セカンドキャリアを)先にスタートを切っても、また新たな道が拓けてくると言われました」。その言葉が背中を押した。

 今後はクラブに残る予定だが、どのような仕事をするかは決まっていない。「クラブと話し合うことになる。セレーゾ監督からは現場でもいいという言葉を頂いたが、同期が3人いる中で現場でやるのは難しい。視野を広げて、いろいろなことに関わって自分の道を探していきたい」と、新たな「中田浩二」を模索していく考えだ。

 逆転優勝で有終の美を飾ることはできず、今季は無冠のままピッチを去ることになった。常勝軍団の復活は後輩たちに託す。中田は「今年は若い選手が頑張ってくれた。みんなにアントラーズの魂を引き継いで欲しい。1人挙げるとすれば柴崎。これからのアントラーズを担う選手。もっと上を目指してやって欲しいし、彼にはそれができると思う」。若き日本代表MFを後継者に指名し、名DFはカシマスタジアムを後にした。

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