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元サラゴサ会長が金銭支払い残留か 選手は「指示に従っただけ」

[ 2014年12月3日 06:15 ]

アギーレ監督 八百長疑惑

 11年5月25日のレバンテ―サラゴサ戦は、リーガ・エスパニョーラの10―11シーズン、降格圏の18位に低迷していたサラゴサが最終節で既に残留を決めていたレバンテ戦に臨み、2―1で勝利して残留を決めた。その後に金銭のやりとりが明るみに出て八百長疑惑に発展した。

 当時サラゴサ会長だったイグレシアス氏は金の動きをカムフラージュするため、指揮を執っていたアギーレ監督、選手を含む10人の口座にボーナスを装って総額85万ユーロ(当時約9440万円)を振り込み、即座に回収。さらに35万ユーロを加えた計120万ユーロをレバンテ側に支払い、買収したとされる。

 今年10月の検察庁による事情聴取でイグレシアス氏は選手への入金はボーナスで35万ユーロは移動などの経費だったと説明。一方でサラゴサの選手は金銭がボーナスだったことを否定し「クラブの指示に従っただけ」と証言したが、八百長への関与は認めなかった。

 また、当時サラゴサ主将だったMFガビ(現Aマドリード)は自身の口座に対する9万ユーロの入金を即座に返金したことを認めて「クラブは倒産法の適用前で債権者集会に関連したものと思った」と打ち明けたという。

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2014年12月3日のニュース