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誰もが驚いたGK山岸の劇弾!「何が起こったか分からなかった」

[ 2014年11月30日 16:07 ]

J1昇格プレーオフ準決勝 山形2―1磐田

(11月30日 ヤマハ)
 後半ロスタイムにGK山岸範宏(36)が決勝ゴールを決めるという、鳥肌ものの劇的勝利。日本のサッカー史に残る勝利でJ1昇格プレーオフ決勝進出を決めた山形の石崎信弘監督(56)は、「これだけ多くのサポーターが山形から応援に来てくれて、その気持ちが山岸のゴールにつながった」と興奮を抑えるように話した。

 前半26分にDF山田拓巳(25)の右クロスをFWディエゴ(30)が頭で決めて先制。だが、同48分には同点に追いつかれ、そのままドローで終われば年間順位の優位性をもって4位・磐田の決勝進出が決まるはずだった。

 だが、ロスタイム突入後の後半47分、DF石川竜也(34)の右CKへ頭を合わせた山岸がプロ14年目にして初の公式戦ゴールとなる劇的弾。チームの1点目をアシストしていた山田は「本当に何が起こったか分からなかった。まさかギシさん(山岸)が取るとは思わなかったが、皆の勝ちたいという強い気持ちがあのゴールにつながったと思う」と話し、大殊勲の山岸は「引き分けでは僕らは敗退なので、何とか決勝点を取って欲しいと思って後ろで踏ん張っていた。ネットに吸い込まれていったのは見えなかったが、とにかくニアに飛び込んでコースを変えることだけ考えて飛び込んだ」と振り返った。

 12月7日のJ1プレーオフ決勝で対戦する千葉には、26日の天皇杯準決勝で勝ったばかり。山田は「千葉は自分たちに負けてかなり強い気持ちでくると思うが、きょうみたいに泥臭く最後までやれば勝てると思う」と話し、キャプテンマークを巻く山岸も「昇格するためには勝利するしかないので、いい準備をして味スタに向かって、千葉に勝ちたいと思います」と言い切った。

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2014年11月30日のニュース