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G大阪奪首!最大14差からの大逆転V見えた 主役は宇佐美2発

[ 2014年11月30日 05:30 ]

<G大阪・神戸>前半37分、先制ゴールを決める宇佐美

J1第33節 G大阪3―1神戸

(11月29日 万博)
 11年10月2日以来、1154日ぶりのJ1首位浮上を呼び込んだのは、やはりエース宇佐美だった。前半37分、阿部のパスから左サイドを突破するとペナルティーエリアのやや外から左足で先制弾。後半4分には右足でチームの3点目を叩き込み、勝利を決定づけた。

 ともに逆サイドを丁寧に突いた技あり弾。「1点目も2点目もコースは見えていた。相手の足の上げ方とかも分かっていたし、狙い通り」。26日の天皇杯準決勝・清水戦に続く2得点。リーグVに王手をかけるとともに、3位以内を確定させ、来季のACL出場権ももたらす大活躍だった。

 リーグ戦では9月23日の清水戦以来のゴール。復調の裏にはDF岩下の助言があった。「体をもっと(前に)折りたためと言われました。練習時とか試合中もしつこいくらい言ってくれて、ありがたかった」。好調時と得点できていなかった最近の微妙な違いを見抜いた先輩に、最高の形で恩返しをしてみせた。

 攻撃だけでなく、激しいスライディングタックルを見せ るなど守備でも貢献。「監督からもいつも言われている。ナビスコ杯の決勝ではできたんだし、いつもあれくらいやれと言われていましたから」と苦笑いしつつ、充実感をにじませた。

 神戸戦の出場全試合ゴールも8試合とし、計11得点。点を取った試合は13勝2分けと不敗神話も継続させた。完全復活を果たしたエースは天皇杯も含めた3冠へ「自信はある」とうなずいた。最大勝ち点差「14」からの史上最大の逆転劇。次節12月6日、ガンバが主役を演じてきた壮大なドラマが、徳島でハッピーエンドを迎える。

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