遠藤“３冠モード”　心技体充実「勝つことしか頭にない」

リーグの逆転優勝を誓う遠藤

Ｊ１第３３節 Ｇ大阪―神戸

（11月29日 万博）
　過密日程にも打ち勝って逆転Ｖを引き寄せる。３冠を目指すＧ大阪は、清水を下した天皇杯準決勝から一夜明けた２７日、吹田市内で回復トレーニングなど軽めの調整を行った。休む間もなく２９日には中２日で神戸戦（万博）が控える。

　代表戦も含めて５連戦目となる主将のＭＦ遠藤は「中２日でも中３日でも特に変わりはない。大きな問題もないし、試合がたくさんできるのはイヤじゃない」と平然。５―２で圧勝した清水戦を振り返り「最後は無理しなくてもいい展開だったし、勝つのと負けるのではメンタル面もモチベーションも大きく違う」と３冠奪取へ心技体の充実ぶりを強調した。

　勝って浦和が引き分け以下なら首位浮上となり、負ければ終戦の可能性もある一戦。「９０分間集中すること」をカギに挙げた司令塔は「勝たない限り、ほぼ優勝はない。勝つことしか頭にない」と闘志を口にした。遠藤とボランチを組むＤＦ今野も「目の前にチャンスが転がっている以上は、ぜひつかみたい。全力で取りに行く」と気合の表情。“ガンバの心臓”を担う日本代表コンビが、今季残り３試合、死力を振り絞ってフル回転する。