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ドルトCL初黒星 香川、途中出場も起点なれず「難しい」

[ 2014年11月28日 05:30 ]

<アーセナル・ドルトムント>後半から途中出場した香川(左)だったが見せ場なしに終わる

欧州CL1次リーグD組 ドルトムント0―2アーセナル

(11月26日)
 欧州チャンピオンズリーグで既に1次リーグ突破を決めているD組のドルトムントは26日、アウェーでアーセナルに0―2と完敗して今大会初黒星。日本代表MF香川真司(25)は0―2の後半16分から出場したが、見せ場をつくれなかった。レアル・マドリードはFW柿谷曜一朗(24)が所属するバーゼルを1―0と破り、公式戦15連勝。B組5戦全勝で1位通過を決めた。
【欧州チャンピオンズリーグD組】

 これが国内リーグ16位に低迷するチームの現状なのか。前半2分に先制されたドルトムントはアーセナルに守備ブロックを固められ、ロングボールをサイドに散らされて得意のプレスもかけられず、ノーゴールに終わった。途中出場の香川も、後半33分にスルーパスで左サイドをえぐる場面はあったが、得点には絡めなかった。「チャンスはあったので、ああいうところで決めないと…。後半は、また相手のペースになって典型的な負ける試合というか、難しい試合でした」と完敗を認めた。

 25日の会見でクロップ監督が「週末の国内リーグのためにこの試合を使いたい」と話していたように、22日のパーダーボルン戦から先発を4人変更。ベンチスタートの香川は2点を追う状況で登場し「前線で絡むためにどんどん顔を出して、と思ってました」という。だが、有効なスペースを見つけられず、攻撃の起点となれないまま時間ばかりが経過。リーグ戦と対照的に好調だった欧州CLでも黒星を喫した。「勝てていない分、チームとして自信、勢いがなかなか出ていないのかなと思う」と危機感を募らせた。

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2014年11月28日のニュース