×

G大阪、5発で2冠目に王手!宇佐美&パトリック2発競演 仕上げはリンス!

[ 2014年11月26日 21:27 ]

<天皇杯G大阪・清水>前半、G大阪・パトリックがヘディングでゴールを決める

第94回天皇杯全日本サッカー選手権準決勝 G大阪5―2清水

(11月26日 味スタ)
 G大阪が優勝したナビスコ杯に続いて、今季2冠目のタイトルに王手をかけた。

 J1残留争いの渦中とあって22日のリーグ戦(対名古屋)から先発9人を入れ替え若手中心で来た清水に対し、主力中心で臨んだG大阪は、2点リードを1度は追いつかれながらも、終わってみれば5ゴールで相手を圧倒。12年以来2年ぶりの決勝進出を決めた。

 現在J1リーグ戦2位で、22日に首位・浦和との直接対決に勝ったばかりのG大阪は、過密日程にもひるまなかった。リーグ戦と同じく中心選手で臨み、FW宇佐美貴史(22)が2得点、FWパトリック(27)が2得点1アシストでチームをけん引すると、最後は途中出場のFWリンス(27)が”仕上げ”のゴール。

 激しい降雨の中、前半9分に右足で放ったシュートが清水GK櫛引政敏(21)の両手をはじいてゴールに吸い込まれるラッキーな先制点に続いて、3―2で迎えた後半27分に技ありの右足ループでこの日2点目を決めた宇佐美は「1点目はラッキーな形でしたし、2点目も割とキーパーのポジションが良くなかったんで、そこを突けたって意味では良かった。いい形じゃなかったけど、2点取れて良かった」と公式戦9試合ぶりとなるゴールを冷静に喜んだ。

 これでG大阪はすでに優勝したナビスコ杯に続いて、今季2冠目に王手。首位・浦和に勝ち点2差に肉薄するリーグ戦も残り2試合で逆転優勝の可能性を残しており、00年の鹿島以来となる3冠に期待がかかる。

 「目の前の1試合1試合を勝っていくだけなんで、その先に3冠があるのかなと思っている」。エースの目が日に日に鋭さを増している。

続きを表示

2014年11月26日のニュース