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本田 アジア杯連覇へ本気!ミランのレアル戦より代表合宿を優先

[ 2014年11月20日 05:30 ]

ACミラン合流のため日本を離れる本田

 エースが万全の態勢を整えて連覇を目指す。アジア杯(1月、オーストラリア)へ向けた年末の日本代表合宿に、FW本田圭佑(28=ACミラン)が初日から合流することが19日、明らかになった。親善試合オーストラリア戦(18日、ヤンマー)を終えた欧州組9選手はこの日、関西国際空港発の航空機で所属クラブに戻るため離日。本田は取材に応じなかったが、日本協会関係者によるとアジア杯連覇へ向けて早くも本気モードを漂わせているという。

【日本代表日程】

 12月29日から年をまたいで実施されるアギーレジャパンの国内合宿。アジア杯で現地入り直前の貴重な調整の場となるが、日本協会関係者によると、本田は合宿初日から参加できることが決まった。公式大会であるアジア杯の場合、開幕の2週間前から選手を拘束できる権利が協会側にあるとはいえ、今回は本田のアジア杯連覇への強い意気込みが勝った形での合宿参加となった。

 ACミランは12月30日にRマドリードとの親善試合「ドバイ・フットボール・チャレンジ」を開催する。クラブ関係者によると、本田もこのビッグクラブ同士の一戦への出場に意欲を示していたという。だが、アギーレジャパンは立ち上げからの6試合で内容で圧倒したのはホンジュラス戦のみ。18日のオーストラリア戦は2―1で競り勝ったものの、本田は「相手の良い時間に自力で押し込めないところは課題」と話すなど、改善点が多いことを指摘した。Rマドリード戦に出場すれば、代表への合流は年明けとなる。わずか数日の違いだが「連覇に挑戦したい」というエースにとって、1月12日のアジア杯初戦パレスチナ戦までには少しでも連係を高める時間が必要だった。

 今季リーグ戦10試合6得点の本田について、ガリアーニ副会長は「我々はアジア杯の招集に反対する。本田は不可欠な存在であり、技術的にもスーパーだ」と回避を強く要望していた。決勝まで進めば最大5試合の欠場となるが、最後はミラン側が折れた形となった。

 この日、本田は笑顔で旅立った。「ミラノダービー頑張ってください」というファンの呼びかけに「ありがとう!」と応じるなど疲労は感じさせなかった。クラブのユニホームを着て戦う試合は年内残り5試合。アジア杯までに多くの土産を残すためにも、まずは長友との23日のミラノダービーで、5試合ぶりの得点を狙う。

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2014年11月20日のニュース