小倉&城氏の14年アギーレJ総括「やり方失敗…完成度は10%」

[ 2014年11月19日 08:40 ]

<日本・オーストラリア>前半、大声で指示を出すアギーレ監督

キリンチャレンジ 日本2―1オーストラリア

(11月18日 ヤンマー)
 アギーレジャパンはオーストラリア戦で年内の試合を全て終了した。W杯ブラジル大会後にザッケローニ前監督の後を引き継いで就任したアギーレ監督はここまで6試合で指揮を執り3勝1分け2敗。果たしてチームは進化しているのか。元日本代表FWの小倉隆史氏(41)、城彰二氏(39)に総括してもらった。
【日本代表メンバー】

 ――6試合を戦ったが、チームの完成度は?

 小倉 システムによって違う。4―2―3―1なら完成度は高いといえるが、4―3―3なら50%もいかない。10月までの4試合は選手選考に費やしたから高くはない。

 城 アギーレ監督はいろいろな選手を試したが、結局ザックジャパンのメンバーに戻した。やり方として失敗といわれても仕方ない。完成度は10%くらいではないかと思う。

 ――4―3―3のシステムの評価は?

 城 中盤が重要な布陣だ。遠藤と長谷部を入れてから良くなったが、このポジションに誰を使うのかが4年後に向けた課題。まずは守備から入るという方向性は出ている。しかし、オーストラリア戦では連動したプレスができていなかった。パスを回せるチームだとなかなかボールを奪えない。そうなるとプレスに行かなくなり、ズルズル下がる悪循環に陥る。

 小倉 オーストラリア戦のようにアンカーの横のスペースで相手に受けられるとバランスを崩す。途中で4―2―3―1に替えて中盤のスペースを埋めて、トップ下の3人が相手DFラインにプレッシャーをかけられるようになってリズムが出た。4―2―3―1なら選手も慣れているから、今後も4―3―3で対応し切れない強い相手とは4―2―3―1で戦うのではないか。

 ――期待する選手は?

 小倉 アジア各国も若い選手が力を付けている。W杯予選を勝ち抜く上でも若手の台頭は不可欠。武藤はドリブルという武器があるし、ゴールも奪える。当たりに強く国際試合にも適応している。周囲との連係が高まればもっと活躍できる。柴崎にはさらなるレベルアップを望みたい。遠藤と比べると、流れを読む力、縦パスを配球してリズムをつくる力が劣る。そうした部分を磨いてほしい。

 城 オーストラリア戦では乾が入りサイドに起点ができた。香川の動きだしが速くなり、連動性が生まれて攻撃のバリエーションが増えた。乾はボールも持てるし期待している。アジア杯後に選手の入れ替えがあると思う。そこで宇佐美(G大阪)を呼んでほしい。突破ができて決定力があり、ミドルシュートも威力がある。守備の課題を指摘されるが一度試してみるべき。

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