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ユーロ予選、発煙筒投げ込みで中断 クロアチア指揮官「サッカーではない」

[ 2014年11月17日 12:20 ]

サポーターに発煙筒の投げ込みをやめるように説得するクロアチア代表のコバチ監督(AP)

欧州選手権予選H組 イタリア1―1クロアチア

(11月16日 ミラノ)
 今節注目のイタリアとクロアチアのH組全勝対決で、クロアチアサポーターが発煙筒や爆竹をピッチに投げ込み、試合が一時中断するトラブルが起きた。

 満員の観衆で埋まったジュゼッペ・メアッツァは、試合開始直後からサポーターの熱い声援が飛び交う。前半11分ホームのイタリアが先制すると、スタジアムはさらに盛り上がる。しかし、わずか4分後にクロアチアが追いつくと、歓喜に沸く一部のクロアチアサポーターが興奮して、ピッチに発煙筒を投げ込む。2分ほどの中断の後、試合は再開。

 後半も攻勢を強めるクロアチアだったが、後半27分再び発煙筒が投げ込まれ、スタジアムはクロアチアサポーターを非難するブーイングが響き渡る。一度はプレーを再開するも、再び発煙筒が投げ込まれたため、主審は選手たちをピッチから避難させて、試合を中断。警察が投げ込んだクロアチアサポーターを排除して、約10分後に試合は再開。両チームともに好機を迎えたが、得点は生まれなかった。

 同点弾のクロアチア代表MFペリシッチは「2点目のチャンスはあったし、きょうはクロアチアの方が良かった。まあ、4試合で勝ち点10は悪くない」と納得の表情。

 しかし、コバチ監督は「我々のサポーターがしたことは許されることではない」とサポーターの行為を謝罪。さらに「(過去にも)こういうことがあったが、繰り返されてはいけない。これはサッカーではない」とサポーターを非難した。

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