横浜、バルサ流で再建 元ユースコーチのゴンバウ氏招へいも

[ 2014年11月16日 05:45 ]

中村らのタレントを擁しながらも無冠に終わった横浜

 今季無冠が確定している横浜は15日、樋口靖洋監督(53)の今季限りでの退任を発表した。後任は未定としたが、複数の関係者によれば、アデレード・ユナイテッドのジョゼップ・ゴンバウ監督(38)をリストアップしていることが判明。バルセロナユースでも指導したスペイン人監督の就任が実現すれば、来季、横浜は世界を席巻したパスサッカーで巻き返しを図ることになる。

 横浜が13年ぶりに外国人監督を迎え“バルサ流”を取り入れる可能性が出てきた。関係者によれば横浜は提携関係にあるシティ・グループのネットワークを活用。同グループの幹部が今秋、アデレードを訪問後、横浜を訪れたという。その際、ゴンバウ氏に関する話し合いが持たれたもよう。アデレードUとの契約は17年まで残っているが、海外からオファーがあった場合は、違約金なしで解除できる契約になっている。また、元スペイン代表MFでアデレードUのギジェルモ・アモール・テクニカルディレクター(46)が入閣する可能性もあるという。

 ゴンバウ氏は38歳と若いが、GKとしての現役生活を16歳で終え、93年に指導者に転身。03年シーズンから6季にわたり、アルゼンチン代表FWメッシらを輩出したスペインの名門バルセロナ下部組織のコーチを務めた。09年から香港1部キッチーSCの監督に就任。11~12シーズンからリーグ連覇を達成するなど手腕を発揮し、高い評価を得ている。

 横浜は今季5冠獲得を目標に掲げながら、既に全タイトル争いから脱落した。樋口監督は昨季末に2年契約を結んでおり、事実上の解任。今季はリーグ5位以内が続投の目安とされたが、3日の浦和戦で敗れたことで、ノルマ達成は極めて厳しくなり、監督交代へと踏み切った。

 樋口監督は15日の練習後、取材に応じ「今週、話して退任することになりました。結果が出なければ、責任は監督が背負うもの」と、話した。嘉悦社長は後任について明言は避け「レベルアップするためにも新しい風が必要。日本人、外国人問わず。攻撃のスタイルをつくれる期待値の高い人」と話した。 

 ◆ジョゼップ・ゴンバウ 1976年6月5日、スペイン生まれの38歳。GKとして地元のアンポスタでプレーしたが、93年に同クラブの指導者に転身。03年からバルセロナユースのコーチを務めた。09年から香港1部キッチーSCの監督。4シーズンで5つのタイトルを獲得し、2度の最優秀監督に選ばれた。13年からアデレードUの監督を務めている。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「マラドーナ」特集記事

2014年11月16日のニュース