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都三鷹ラストで全国切符 来年から中高一貫「三鷹中教校」に

[ 2014年11月16日 05:30 ]

全国高校サッカー東京都Bブロック代表決定戦 都三鷹3―1堀越

(11月14日)
 全国高校サッカー選手権の東京都Bブロック代表決定戦が行われ、都三鷹が堀越を3―1で下し、7年ぶり2度目の頂点に立った。来年4月から三鷹中等教育学校として生まれ変わるため、現校名として臨む最後の大会で全国切符を勝ち取った。本大会の抽選は17日に行われ、12月30日に開幕。国立競技場は改修工事のため、来年1月12日に埼玉スタジアムで決勝が行われる。

 都三鷹として最後の大会で、全国までたどり着いた。前半2分に河内が先制すると、1分後には堀田が追加点。前半終了までに3点ものリードを広げ、反撃を最小限に食い止めた。試合終了の笛が鳴ると、都三鷹イレブンは歓喜の輪をつくり喜びを爆発。準決勝では3連覇を狙った修徳を2―1で退け、決勝でも総力を結集しての勝利。佐々木監督は「本当に、信じられないです」と感極まった。

 来年3月で同校は閉校し、中高一貫の三鷹中教校として生まれ変わる。都三鷹の名を最後に刻むべく、土曜日の授業公開を中止して応援に動員をかける異例の措置だった。ピッチだけでなく、声をからした応援席も涙であふれていた。河内は「最後の三鷹として精いっぱい頑張りたい」と、思いを受け止める。初出場の07年大会は56年ぶりの都立勢白星を成し遂げた都立の星。一日でも長く、その名を全国にとどろかせるつもりだ。

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2014年11月16日のニュース