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C大阪来季監督に黄善洪氏最有力 強化部長は大熊清氏招へいへ

[ 2014年11月10日 05:30 ]

C大阪で活躍した次期監督候補の黄善洪氏

 C大阪が来季の新監督として、元韓国代表でKリーグ・浦項の監督をつとめる黄善洪氏(46)を最有力候補に挙げていることが9日までに分かった。関係者によると、複数の候補者の中から一本化され、すでに水面下で接触しているという。さらに、強化部トップには大熊裕司監督(45)の実兄で、前大宮監督の大熊清氏(50)の招へいを検討していることも判明した。

 今季はシーズン中に2度の監督交代に踏み切ったC大阪。今年9月から指揮を執る大熊監督はU―18監督も兼任しており、来季はユース部門へ戻ることが基本線となっている。そこで浮上したのが、浦項でリーグ制覇の経験があり実績豊富な黄善洪氏だ。99年にC大阪で得点王に輝くなど、クラブOBであることも決め手となったようだ。

 チームは現在17位と、残り3試合でいまだJ2降格圏に沈んでいる。苦しい状況下で、今年9月から強化部を束ねる宮本強化本部長は「来季の体制を作るのも自分の仕事」と話してきた。クラブ史上3度目となるJ2降格となった場合は人事が再び流動的となる可能性はあるが、来季は「黄善洪―大熊兄」体制で抜本的な立て直しを図っていくことになりそうだ。

 ◆黄 善洪(ファン・ソンホン) 1968年(昭43)7月14日、韓国生まれの46歳。93年に浦項に入団し、98年からC大阪で2年間プレー。99年に得点王とベストイレブンを獲得。水原三星、柏、全南と移籍し03年に引退。韓国代表として4大会連続W杯出場。07年から釜山、11年から浦項で監督をつとめる。

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2014年11月10日のニュース