寿人「ゴールが優勝につながれば最高」大会通算単独トップ弾へ意欲

大会通算最多タイ記録の佐藤は、決勝でゴールを決めれば単独トップに躍り出る

ナビスコ杯決勝 広島―Ｇ大阪

（11月8日 埼玉）
　記念ゴールで初優勝を引き寄せる。広島ＦＷ佐藤は「自分自身がゴールを決めたい。ゴールが優勝につながれば最高です」とイメージを描いた。大会通算２６得点は中山雅史（元磐田）らと並んで現在トップタイで、あと１点を奪えば、単独トップに躍り出ることができる。自らネットで調べて見つけ出したほどに思い入れのある記録の更新と、その先にある頂点しか視線にない。

　クラブが初めて決勝に進出した１０年大会では右肩を手術した影響でプレーできず、ベンチで敗戦のホイッスルを聞いた。今季は夏場にベンチを外れる試合が続いたものの、この舞台に合わせるように状態を上げてきた。「自分たちにはナビスコ杯しかない。ガンバ以上に強い気持ちを持たないといけない」。相手の宇佐美とのエース対決にも注目が集まる一戦。思いの強さが勝敗を分ける。